MOON × VENUS

月魚座 × 金星天秤座

月が魚座で、金星が天秤座。人の気持ちを丸ごと受け取ってしまうのに、そのうえ場の空気まで整えてしまう。誰にとっても感じのいい人でいるうちに、自分の本音を置く場所がなくなってきたかもしれない。

受け取る心と、整える手

月魚座は、その場にいる人の気分を自分の気分にしてしまう。不機嫌な人が同じ場にいるだけで削られるし、人の悲しみが自分の中に居座ってしまう。優しさというより体質に近い。
そこに金星天秤座が重なると、受け取ったうえで整えようとする。相手との釣り合い、場の均衡、角の立たない言い方。ベタベタよりスマートな距離を好むし、雑に扱われることがいちばん冷める理由になる。
二つが噛み合うと、あなたのいる場所はとても居心地がよくなる。空気を読むだけじゃなく、その空気を実際にやわらかくできる。人が集まってくるのは、そこに理由がある。あなたのいる席がいちばん座りやすい、と言われたことない?
幅として出るのは、二重の我慢。魚座が相手の事情を汲み、天秤座が場を壊さないために飲み込む。だから不満が出口を失う。しかも周りは、あなたが平気だと思ってる。ひっかかったことを、その週のうちに一つだけ渡してみて。

恋と縁への出方

始まりは静かに。相手の話し方や立ち居振る舞いが好みに合うと分かって、じわじわ惹かれていく。強く押されるほど引いてしまうところがある。静かに近づいてくる相手のほうが、心に入りやすい。
付き合ってからは、対等さが軸になる。してもらったら同じだけ返したいし、相手の気持ちも察するので、驚くほど摩擦のない関係を作れる。長く穏やかに続けられるのは、この二つが揃ってるから。
つまずくのは、限界まで気づかれないこと。感じ取る力があるぶん、相手の言い分もよく分かってしまって、自分の側を主張できない。そして限界が来た時、あなたは静かに離れる。急に冷たくなったと言われたことない? 全部言わなくていいので、一つずつ、小さいうちに出してみて。

人との距離の取り方

やわらかくて、揉め事を起こさない人。角の立つ言い方をしないし、人の変化にもよく気づく。だから幅広い相手から好かれる。
でも人といた後の消耗は相当なもの。感情を拾ってしまううえに、場を整える気配りまでしてるから、賑やかな日ほど翌日が動けない。予定を続けて入れないであげてね。
縁は途切れにくい。人を悪く言わないので、離れた相手ともまた普通に話せる。ただ、全員に同じ丁寧さを配ると先に自分が枯れる。渡す量は、少し偏らせていい。

この組み合わせの活かし方

この配置を活かすなら、整えない場所をひとつ作ること。全部を心地よく保とうとすると、あなたの分だけ残らなくなる。全部を心地よくしなくても、誰も困らない。
具体的にひとつ。信用してる相手に、整理してない話をそのまま置いてみて。結論も落ちもいらない。崩したまま渡せた一回が、関係の底を作る。うまく話せなくても、それでいい。
もうひとつは、人と会った日の後に静かな時間を置くこと。この配置は場を整えるのに体力を使うので、回復を予定に入れておかないと足りなくなる。先に確保してあれば、当日に自分を後回しにせずに済むかもしれない。

空気をやわらかくできる人は、その空気の中で自分も休んでいい。整えるのをやめた時間が、あなたを長持ちさせる。

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