MOON × VENUS

月獅子座 × 金星蠍座

月が獅子座で、金星が蠍座。外では堂々としてて、認められると心がほどける。なのに恋になると急に口が重くなる。誰にも言わないまま何ヶ月も想ってたり、付き合ってることを周りに伏せてたり。見せたい自分と、隠したい自分。その二つが同じ胸の中にいるのかもしれない。

見せる自分と、隠す恋

月獅子座は、認められた実感で心がほどける。頑張りを流されると、表に出さないだけで深く沈む。人にも惜しみなく渡すから、あなたのまわりはいつも少しあたたかい。

金星蠍座の恋は、対象をとことん絞る。扉を開けるまでが長いぶん、開けた相手への愛情に底がない。好きになる基準も独特で、周りに反対されても選択を曲げない。名前のつかない関係がいちばん苦手で、全部かゼロかでしか愛せない人。

この二つが同居すると、暮らしが二層になる。表では明るく開かれてるのに、恋だけは扉の内側にしまう。友人はあなたの恋を知らない。だから、しんどい時期に相談できる相手もいない。抱えたまま笑ってた期間、思い当たることない? 見せる面と隠す面の両方があるのは自然なこと。ただ、隠す側が重くなりすぎてないかは、時々見てあげてね。

恋と縁への出方

始まるまでが長い。心が動いても、すぐには表に出さない。言葉と行動がそろってるかを、何ヶ月もかけて確かめる。周りは何も気づいてないのに、あなたの中ではもう長い付き合いになってる。

動き出してからは深い。相手の事情ごと引き受けるし、実際に引き受けきってしまう強さがある。そして月獅子座のぶん、その相手には惜しみなく与える。恋人にとって、これ以上ないほど心強い相手になる。守られてる自覚が相手に残るのは、たいてい別れたあとかもしれない。

つまずくのは、返ってこない時期。プライドと秘密主義が重なって、寂しいと言えないまま抱える。しかも一気に切り離す癖があるから、相手は理由も分からず終わりを迎える。切る前に、小さな不満をひとつだけ渡してみて。この配置がいちばん失いやすいのは、言えば守れた関係のほう。

人との距離の取り方

周りからは、明るくて頼れるのに、どこか奥が見えない人に見えてる。話しかけやすいのに、踏み込ませない線がある。そのバランスが、たぶんあなたの魅力。近づけるのに底が見えない人を、周りは放っておかないよね。

ただし、内側まで渡す相手の数は極端に少ない。しかも、しょげてる時ほど明るくふるまう。だから、どれだけ人に囲まれてても、しんどさは一人で持つことになる。

秘密を預けていい相手を、一人でいいから決めておいて。全部を話す必要はなくて、今しんどい、とだけ言える相手。この配置は、その一人がいるかどうかで回復の速さがまるで変わる。全部を打ち明けなくても、居場所はちゃんと作れる。

この組み合わせの活かし方

この組み合わせで効くのは、隠す量を自分で選ぶこと。全部を伏せるか、全部を見せるかの二択になりがちだけど、真ん中がある。友人には「今いい人がいる」とだけ言う。それくらいの粒度を持てると、抱える重さが半分になる。全部か無かの線を、自分で引き直してみて。

もうひとつ、認められる場を恋の外に確保しておく。恋を秘密にする配置は、恋の中で承認を受け取れる量が少ない。仕事や趣味で正当に評価されてると、月獅子座の渇きが恋のほうに集中しない。深く愛せる力はそのままに、息だけを外で吸う。そのくらいの設計が、この組み合わせにはいちばん効いてくれる。

隠すのは、心が浅いからじゃなく、渡すものが重いから。その重さごと受け取れる人にだけ、ゆっくり開いていけばいい。急がなくていい。

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