MOON × VENUS

月獅子座 × 金星蟹座

月が獅子座で、金星が蟹座。外では堂々としてるのに、好きな人の前ではごはんの心配ばかりしてる。愛情の出し方はお世話のかたち、なのに心が満ちるのは「ありがとう」と言われた時。尽くす人ほど、認められたがってる。その順番が、この組み合わせの芯にある。

守る愛情と、認められたい心

金星蟹座は、愛情がお世話のかたちで表に出る。体調を気にかけて、ごはんを用意して、疲れた顔をすぐ見つける。守ると決めた相手には家族同然に手をかけるし、帰る場所のある恋でいちばん花が開く。

月獅子座の安心は、見てもらえたかどうかで決まる。努力に気づかれないと、思ってるよりずっと落ちる。それは欲深いんじゃなくて、心の栄養がそこだというだけ。

組み合わさると、与えて認められたい人になる。相手のために動くのは自然で、苦にもならない。ただ、動いたぶんの手応えがないと、静かに枯れていく。しかも枯れてることを本人が認めにくい。見返りを求めるのが格好悪い気がして、平気なふりをしてしまう。やってもらって当たり前の顔をされた日、黙って飲み込んだことない?求めていい。あなたが受け取る側にも回らないと、この配置は続かない。与える力が強い人ほど、補給の口を自分で閉じてしまいがちかもしれない。

恋と縁への出方

始まりは、相手が困ってるのに気づいたところから。手を貸して、その後を聞いて、いつのまにか相手の生活に入ってる。押しで進むより、必要とされて距離が縮まる形が多いはず。追いかけるより、いつの間にか欠かせない人になってる。

付き合ってからは、家庭的な時間が一気に増える。相手の生活のリズムまで覚えるし、疲れてる週には黙って支える。ここで大事なのが、支えた事実を相手が見えてるかどうか。金星蟹座は静かに動くから、尽くしてる量に相手が気づかないことがある。そして月獅子座は、気づかれないことでいちばんしょげる。

だから、やったことをたまには自分から言ってみて。恩を着せる話じゃなくて、見えるようにするだけ。「今週これしといたよ」の一言で、あなたの中の帳尻はちゃんと合う。言えた日といえない日で、翌朝の機嫌がまるで違うかもしれない。

人との距離の取り方

周りからは、明るくて面倒見のいい人に見えてる。人の変化に気づくのが早くて、誰かが困ってると自然に動いてる。頼られる場面がとにかく多い。

ただ、その役を続けるうちに、頼る側に回る方法を忘れていく。しかも、しょげてる時ほど明るくふるまう癖がある。周りは元気だと思ってるから、誰も心配しない。

何もしてないのに好きでいてくれる相手を、何人か思い出してあげて。そういう人は、たいてい静かにそばにいる。役に立ててるから一緒にいてもらえる、という前提が薄まると、この配置はぐっと楽になる。

この組み合わせの活かし方

この組み合わせで効くのは、与える量に上限を決めておくこと。今日はここまで、と先に線を引く。線を引かないと、この配置はいくらでも出せてしまって、後から一気に空になる。倒れるまで気づけないのが、この組み合わせのいちばんの落とし穴。

もうひとつ、褒められた時に否定しないこと。「そんなことない」で返す癖があると、せっかくの栄養がそのまま流れていく。うれしい、と一言だけ返してみて。受け取る力がついてくると、尽くす行為が我慢じゃなく喜びのまま続けられる。守るのが上手な人は、守られ方も覚えていい。

尽くすことと、認められたいことは、矛盾じゃない。ちゃんと見ててくれる相手の前でなら、あなたはいくらでも優しくいられる。それでいい。

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