MOON × VENUS

月牡羊座 × 金星蠍座

月が牡羊座で、金星が蠍座。日々の気持ちは切り替えが速いのに、恋だけは何年も残る。忘れっぽい人だと思われてるのに、終わった関係をひとりで長く抱えてたりする。その落差は、二つの星の性質が違うから。

切り替えの速さと、消えない愛情

月牡羊座は、カッとなった直後にもう冷めてる。根に持たないし、翌朝には忘れてる。ところが金星蠍座は、簡単に心を開かないぶん、開いた相手への愛情は底が見えない。全部かゼロかでしか愛せない。
だから日常の怒りは一日で消えるのに、好きだった人のことは何年も残る。周りからは「淡白なのに執着が強い」と見えて、矛盾してるように思われることがあるかもしれない。矛盾じゃなくて、担当が違うだけ。感情の表面を月が、恋の深いところを金星が持ってる。
心を許す相手を厳しく選ぶのも、この金星の性質。人当たりはよくても、本音を出す相手は片手で数えられるくらいのはず。だからこそ、選んだ人との結束は驚くほど固い。数は少なくていい。あなたが本気で向き合った相手は、たいてい離れていかない。

恋と縁への出方

恋の始まりは、あなたから動くことが多い。ただし本気になるまでには時間がかかる。動きは速くても、心の扉が開くのは別の話。
開いたあとは深い。相手の全部を知りたくなるし、自分だけに見せる顔がほしくなる。中途半端な関係がいちばん苦手で、はっきりしない距離感が続くと苦しくなってくる。
つまずきやすいのは、確かめたい気持ちが試す行動に変わる時。月牡羊座は思ったことをすぐぶつけるから、探るつもりが問い詰める形になりやすい。相手の態度が前と違う気がした日は、探る前に聞いてみて。この組み合わせは、聞いてしまったほうが早いことが多い。周りに反対されても選択を曲げないのも、この金星らしさ。曲げなくていいけど、理由だけは自分で言葉にしておいて。

人との距離の取り方

人との距離の詰め方は速いのに、心の扉は重い。すぐ打ち解けたように見えて、本当のところを話す相手は限られてる。
人を見る目が鋭くて、取り繕った言葉はだいたい見抜けてるはず。その勘は疑わなくていい。ただ、見抜いたことを全部その場で言わなくてもいい。黙って持っておけるのも力のうち。
一度信じた相手には長く付き合う。何年も会ってなくても、また同じ距離から話せる人がいるはず。
表向きの反応は速いのに、内側の感情は表に出さない。周りが思ってるよりずっと激しいものを抱えてるかもしれない。全部見せなくていいけど、ひとりだけには預けておいて。

この組み合わせの活かし方

この組み合わせの活かし方は、抱えたものを出す場所を持つこと。表に出さないまま溜めこむと、あなた自身が重くなっていく。
具体的にひとつ。手放すと決めたものは、はっきり切ってあげて。持ち続けるほど、次に注ぐ場所が空かない。もうひとつは、本気で関わってる相手を三人以内に絞ってみること。この金星は広く配ると力が薄まる。深く注げる相手にだけ向けたほうが、あなたの愛情はいちばん活きるかもしれない。それから、終わった関係を長く抱えてしまう日は、責めないであげて。深く入れる人だけが、深いところから戻ってこられる。時間はかかっても、必ず浮上できるタイプ。

忘れっぽいのに手放せないのは、矛盾じゃない。表面が軽いぶん、深いところで受け止めてるということ。

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