VENUS × MARS
金星魚座 × 火星獅子座
金星が魚座で、火星が獅子座。相手のために動くのは苦にならないのに、その働きに何の反応もないと急に力が抜ける。見返りが欲しいわけじゃないと言いながら、見ていてほしい気持ちは確かにある。その矛盾に困ったことがあるかもしれない。
差し出す手と、見てほしい目
金星魚座は、心が動いた瞬間から日々の景色が塗り替わる。相手の好きなものに染まり、尽くすことに迷いがない。ロマンチックな言葉に弱いのも、この星の素直なところ。
火星獅子座は、その献身に舞台の照明を当てたがる。注目が集まる場面でこそ本領が出るタイプで、頑張りの燃料が誇り。だから尽くす行為そのものにも、見られてる実感が要る。花束を渡すなら、人の見てる場所で渡したい。
噛み合うと、この人の与え方には華がある。相手を立てるのがうまいし、その場の空気まで明るくできる。ずれるのは、働きが数えられない時。魚座の献身は形に残りにくいのに、獅子座は反応がないと熱が落ちる。尽くしてるのに満たされないなら、愛情が足りないのでなく、認められた実感が切れてるだけかもしれない。
恋と縁への出方
始まりは、相手の弱い部分に触れた時。抱えてるものに心が動いて、放っておけずに関わりはじめる。ただし関わり方は派手なので、印象は強く残る。
縮まったあとは、渡す力が全開になる。記念日を覚えてるし、驚かせる工夫もする。しかも相手の気持ちを察するのがうまいから、渡すものが的を外さない。大事にされた記憶が、相手のなかに長く残るよね。
つまずくのは、扱いが当たり前になった時。魚座は言えずに飲み込み、獅子座は軽んじられて火がつく。二つが重なると、黙って尽くしながら不機嫌になるという分かりにくい状態になる。悔しかった日は、我慢する前に、これやっておいたと軽く言ってみて。言えた日のあなたは、ちゃんと満ちる。堂々と大事にしてもらえる関係のほうが、あなたの力はまっすぐ出る。遠慮しなくていい。
人との距離の取り方
周りからは、やさしくて場を明るくする人。責めない聞き方ができるうえに、いざという場面では前に立てるから、慕われる場面が多い。
ただ、内側はかなり繊細。言われた一言を何ヶ月も持ってたりする。表の明るさと、家に帰ってからの落ち込みの差は、周りには見えてない。
人づきあいの数は多くなくていい。全員に良く思われようとすると、感じ取る力の強さで消耗する。大事にしたい数人の前でだけ、その力を出してあげてね。全員に同じだけ配ろうとすると、いちばん届けたい人への分が薄くなってしまう。
この組み合わせの活かし方
活かし方は、やったことを口に出すこと。黙ってやり切るのがこの配置の癖でも、そのままだと誰にも見えない。自慢でなく共有のかたちで、軽く話してみて。
もうひとつは、認められる場を恋の外に持つこと。名前が出る仕事、任される役。そこが満ちてると、恋人ひとりに承認を求めずにすむ。
具体的にひとつ。誰の役にも立たない時間を週にひとつ確保してあげてね。人のために動く力が強い人ほど、自分を空にする速度が速い。先に自分の分を確保しておくのは、わがままじゃなくて準備かもしれない。空になってからでは、いちばん大事な人にも手を伸ばせない。
尽くしたい気持ちも、見ていてほしい気持ちも、どちらも本当。伝えるのは、ねだることでなく分かち合うこと。
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