VENUS × MARS

金星獅子座 × 火星魚座

金星が獅子座で、火星が魚座。堂々と愛されたい気持ちがあるのに、実際にやってるのは黙って支えることばかり。しかも尽くすほど、扱いが当たり前になっていく。こんなにしてるのに、と飲み込んだ夜があるかもしれない。

舞台に立ちたい人の、袖の灯り

金星獅子座の恋は、明るい場所にある。特別扱いされたいし、堂々と隣に立てる関係でいたい。愛されてる実感が、そのまま生きる張りになる星。
火星魚座の動き方は、人の見えないところで起きる。競うことに関心がなくて、自分の世界でこつこつ積むタイプ。ただし、誰かの痛みのためなら驚くような力が出る。舞台に立ちたい人が、実際には袖で灯りを持ってる。それがこの組み合わせの姿。
噛み合うと、あなたの支え方には華がある。ただ助けるだけでなく、相手が誇らしくなる形にできる。ずれるのは、その働きが数えられない時。魚座の献身は形に残りにくいので、いつのまにか当然扱いになる。獅子座の側はそれで急に力を失う。冷めたのでなく、認められた実感が切れただけかもしれない。

恋と縁への出方

始まりは、相手の弱い部分に触れた時。強さより、抱えてるものに心が動く。放っておけない気持ちがそのまま好きに変わっていく。
縮まったあとは、合わせる力が強く出る。相手の好みも生活の速度も自然に寄せられるから、一緒にいて楽な人だと言われる。ただ、寄せすぎると自分の輪郭が消える。半年たって振り返ると、自分の行きたかった場所に一度も行ってないことがあるよね。
つまずくのは、限界の伝え方。魚座は我慢が得意で、獅子座はみっともない姿を見せたくない。二つが重なると、しんどいと言えないまま体調のほうが先に出る。無理な日は、理由を説明せず今日はできないとだけ言ってみて。断れる関係のほうが、この組み合わせは長く続く。

人との距離の取り方

周りからは、やわらかくて明るい人。責めない聞き方ができるから、重い相談ほどあなたのところに集まる。
そのぶん、断る言葉を持ってない。抱えきれなくなるまで受け続けて、ある日ぱたりと動けなくなる。
必要なのは、人と会ったあとにひとりになる時間。散歩でも入浴でもいい。そこを挟むだけで持ち帰る量が減る。全部を持ち帰らないのは冷たさでなく、次も聞ける自分でいるための手当て。人数を減らすことに罪悪感を持たなくていい。受ける数が減っても、あなたが人にやさしい人であることは少しも変わらない。抱えられる範囲で受けるほうが、結果として長く支えられる。

この組み合わせの活かし方

活かし方は、支えたことを一言だけ伝えること。黙ってやり切るのがこの組み合わせの癖でも、そのままだと誰にも見えない。これやっておいた、と軽く言うだけで扱いが変わる。
もうひとつは、自分の世界を持つこと。誰とも比べずに手を動かせる時間があると、火星魚座は本来の調子を取り戻す。絵でも文章でも手仕事でもいい。誰の役にも立たない時間を、週にひとつ確保してあげてね。そこがあなたの補給地点になる。
具体的にひとつ。次に助けを求められた時、その場で即答せず一晩置いてみて。断る余地を残すだけで、引き受けたぶんを最後まで大事にできる。選んで受けたことは、途中で恨みに変わらない。

袖で灯りを持てる人は、舞台に立つ資格がある。尽くしたことを口に出すのは自慢でなく、あなたを守るための一行。

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