VENUS × MARS

金星牡牛座 × 火星天秤座

金星が牡牛座で、火星が天秤座。心地いいと感じた相手を選んで、そこから先は必ず相談しながら進める。争ったことがほとんどない、という人も多いかもしれない。

感覚で選び、二人で運ぶ

金星牡牛座の惹かれ方は、感覚が決める。声の落ち着き、一緒に過ごす時間の質感、同じものを食べた記憶。積み上がってはじめて心が動くし、急かされると固まってしまう。
火星天秤座の動き方には、はっきりした美学がある。汚い手を使わないし、抜け駆けもしない。しかも一人で押し切るより、誰かと組んだ時に力が出る。
この二つが噛み合うと、あなたの関係は摩擦がとても少なくなる。心地よさで選んだ相手と、相談しながら進めていく。付き合う側からすると、穏やかなのに前に進む、めずらしい相手になる。
幅として出るのは、我慢が二重にかかる時。牡牛座は言い出すまでに時間がかかるし、天秤座は場を壊さないために飲み込む。だから不満が出口を失う。そして限界が来た日に、静かに離れてしまう。急に冷たくなったと言われたことない?そこまで溜まってたことを、相手はまったく知らない。

恋と縁への出方

入口はゆっくり。相手の立ち居振る舞いや話し方が自分に合うか、時間をかけて確かめる。勢いで迫られても心は動かないし、圧をかけられるほど後ずさりする。
動き出してからは、二人でひとつの単位になる。会う場所も回数も二人で決めるし、どちらかが飲み込む形にはさせない。しかも牡牛座の一途さがあるので、その対等さが何年も続く。長く穏やかな関係を作れるのは、この二つが揃ってるから。
つまずくのは、不満を最後まで出さないこと。相手はあなたが平気だと思ってるし、あなたも波風を立てたくない。そのまま何年も過ぎて、ある日いきなり終わる。全部言わなくていいので、その週に引っかかったことを一つだけ渡してみて。
もうひとつは、返ってこない相手にも同じ丁寧さを配ってしまうこと。そこで静かに削られていく。

人との距離の取り方

感じがよくて、揉め事を起こさない人。角の立つ言い方をしないし、急に態度も変えない。だから幅広い相手から好かれる。
でも本音では、気の合わない相手に合わせる時間がしんどい。断らずに引き受けたあと、家で一人になってから消耗に気づくことが多いはず。
付き合いは切れにくい。陰口を残さないので、疎遠になった相手とも気まずくならずに再会できる。ただ、全員に同じ量を配ると先に自分が枯れる。渡す量は、少し偏らせていい。全員に同じだけ配ろうとすると、いちばん大事な人への分が薄くなってしまう。

この組み合わせの活かし方

この配置を活かすなら、釣り合いを測る相手をちゃんと選ぶこと。返してくれない人にまで丁寧さを配ると、消耗だけが残る。
具体的にひとつ。ここ一年でしてあげたことと、してもらったことを、人ごとに思い出してみて。数える必要はない。ざっと思い出すだけでいいかもしれない。偏ってる相手が見えれば十分で、見えた時点で渡す量が自然に整う。
もうひとつは、崩したまま話せる相手を一人持つこと。整った関係ばかりだと、本音の置き場がなくなる。結論のない話をそのまま聞いてくれる人がいるだけで、あなたはずいぶん軽くなるかもしれない。整えなくていい相手が一人いるだけで、他の全部が回りだす。

穏やかに続けられるのは才能。ただ、小さな不満を渡せる相手がいると、その穏やかさはもっと本物になる。

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