VENUS × MARS

金星牡牛座 × 火星射手座

金星が牡牛座で、火星が射手座。心は変わらない関係を求めてるのに、体のほうは新しい場所へ行きたがる。落ち着きたいのか動きたいのか、自分でも決めかねてきたかもしれない。

動かない心と、走る足

金星牡牛座の惹かれ方は、時間が決める。何度も会って、その人といる空気が体に馴染んでから心が動く。一度好きになったら一途で長いし、関係が変わることを望まない。
ところが火星射手座の動き方は、思い立った日に動く。行き先が遠いほど力が湧くし、手順を指示されるより任されたほうが伸びる。同じことの繰り返しでは力が細っていく。
この二つが同時に働くから、あなたの内側では方向の違う二つが引っぱり合う。相手は変えたくないのに、過ごし方は変えたい。じっとしてると落ち着かないのに、離れるのは嫌。
これは矛盾じゃなくて、役割が違うだけ。相手は動かさず、行き先だけ動かす。それがこの配置のいちばん楽な形かもしれない。そこが分かると、落ち着かない自分を責めずに済む。

恋と縁への出方

入口はゆっくり。相手を確かめる時間が要るので、勢いでは始まらない。そのかわり一緒に笑えた記憶が積み上がると、じわじわ心が動きだす。
動き出してからは、意外なほど行動的。会いに行く距離を厭わないし、二人でどこかへ行く計画を立てるのが好き。しかも牡牛座の一途さがあるので、自由に動きながらも相手は変わらない。付き合う側からすると、飽きさせないのに安心できる、めずらしい相手になる。
つまずくのは、関係が完全に日常になった時。射手座の火星は刺激が切れると力を失うのに、牡牛座は生活を変えたくない。その板挟みで、理由の分からない停滞感が出る。相手に問題があると思う前に、行き先だけ変えてみて。
もうひとつは、重たい話から逃げてしまうこと。避けた分は消えずに溜まっていく。

人との距離の取り方

穏やかで、しかも視野が広い人。急に人を切らないし、価値観の違う相手ともそのまま付き合える。だから幅広い層から好かれる。
ただ、束縛されるのは苦手。近すぎる関係が続くと、理由もなく息苦しくなるはず。距離を取りたくなる時期があっても、それは嫌いになったわけじゃない。
縁は長く続く。会う頻度が落ちても薄まらないし、何年ぶりでも前の続きから話せる。無理に集まりへ顔を出さなくていい。あなたのことを覚えてる人は、ちゃんと残ってる。会わない期間が長くても、次に会った時にちゃんと元通りになる。その気軽さが、周りを楽にしてる。

この組み合わせの活かし方

この配置を活かすなら、変えない場所と変える場所を、はじめから分けて決めておくこと。
具体的にひとつ。相手も住まいも変えないまま、季節ごとに行く場所を一つだけ新しくしてみて。近場でいい。射手座の火は行き先さえあれば落ちないし、牡牛座の土台は無傷のまま。
もうひとつは、動きたくなった時に相手のせいにしないこと。この配置は停滞を関係の問題だと読み違えやすい。まず自分の予定を新しくしてみて。世界が広がってる時のあなたは、隣の人にもちゃんとやさしくいられるかもしれない。停滞は関係の寿命じゃなくて、ただ行き先が切れてるだけ。

落ち着きたい心と、走りたい足。相手を変えずに行き先だけ変えれば、その両方を持ったままでいられる。

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