VENUS × MARS

金星蟹座 × 火星牡牛座

金星が蟹座で、火星が牡牛座。好きになった相手を守りたい気持ちは強いのに、実際に動き出すまでが長い。心のなかではもう決まってるのに、生活のペースを崩してまで踏み込む気にはなれない。慎重なのか受け身なのか、自分でも判断がつかなくなる時があるかもしれない。

温まるのも冷めるのも遅い

金星蟹座の惹かれ方は、安心を軸にしてる。一緒にいて呼吸が浅くならない相手、帰る場所みたいに感じられる相手に心が動く。逆に、駆け引きの必要な関係やドライな距離感は、ときめく前に消耗してしまう。
火星牡牛座の動き方は、そこと足並みが揃ってる。争いを好まず、決めたことをコツコツ続ける粘りで進む星だから、恋にも速攻を仕掛けない。この二つが同じ方向を向いてるあなたは、土鍋みたいな人。火が入るまで時間がかかるかわりに、いったん温まったら簡単には冷めない。
ずれが出るのは、時間の使い方の意味が変わる時。蟹座は「まだ安心できてないから待つ」で、牡牛座は「動き出すのが億劫だから待つ」。理由の違う二つの待ちが重なると、待ってる期間だけがどんどん伸びていく。あの人とはタイミングが合わなかった、で終わった縁がいくつかあるかもしれない。

恋と縁への出方

始まりは、たいてい長い顔見知り期間のあと。職場や通いなれた場所で何度も会ううちに、いつのまにか心の中の席が用意されてる。一目惚れはほとんどない。安全だと分かってから好きになる順番だから、入口はどうしても遅くなる。
そのぶん、始まってからが強い。火星牡牛座には長期戦の体力があるので、相手が落ち込んでる時期も、関係が停滞した時期も、同じ温度でそばにいられる。相手にとってこれ以上ないくらい安心できる存在になれるのが、この組み合わせの武器かもしれない。
つまずきやすいのは、限界を越えた瞬間の出方。普段が穏やかなぶん、我慢を重ねた末の一撃が重い。牡牛座の怒りはめったに出ないけれど、出た時は関係ごと引っくり返す力を持ってる。溜める前に、小さな不満を小出しにしてみて。言いにくいことほど、軽いうちに言うほうが届く。

人との距離の取り方

周りから見ると、穏やかで安心できる人。声を荒げないし、付き合いが長続きするから、悩みを預けられる役まわりになりやすい。
ただ、預かれる数には限りがある。蟹座は相手の感情をそのまま受け取ってしまうので、抱えすぎた日は家に帰った瞬間に動けなくなる。それでも断らずに受け続けてしまうよね。
人の入れ替わりは少なめ。新しい輪に飛び込むより、もう出来上がった関係を長く保つほうが向いてる。無理に顔を広げなくていい。数の少なさは、あなたの縁が濃いことの裏返し。

この組み合わせの活かし方

活かし方は、動く日をこちらで決めてしまうこと。気持ちが整うのを待つと、牡牛座の腰の重さと蟹座の慎重さが手を組んで、いつまでも出発しない。誘う日を先に決めて、その日に連絡する形にしてみて。
もうひとつは、自分の生活圏に相手を招くこと。慣れない場所での長時間は、この組み合わせにとって消耗が大きい。行きつけの店に連れていくくらいがちょうどいい。あなたが落ち着いてるほど、相手も安心する。
手で作ったものを渡すのも合ってる。時間をかけたものにいちばん気持ちが乗る人だから、そこは遠慮せず出してあげて。

温まるのが遅いのは、あなたの熱が弱いからでなく、深いところまで火を通してるから。急がなくていい。その代わり、出発の日だけは自分で決めてあげてね。

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