VENUS × MARS
金星蟹座 × 火星射手座
金星が蟹座で、火星が射手座。安心できる相手と静かに暮らしたい気持ちと、思い立ったら遠くへ行きたい気持ちが、同じ日のなかで入れ替わる。家庭的なのか自由人なのか、周りからも自分からも決めきれない。そのちぐはぐさに困った経験があるかもしれない。
帰る場所と、出発する足
金星蟹座が求めるのは、帰れる場所。誰かの体調を気にかけたり、ごはんを作ったりする時間に幸せを感じるし、恋にも生活の匂いを求める。
一方の火星射手座は、思い立ったが吉日で動く。目標が遠くにあるほど燃える星だから、同じ場所に留まり続けると力の出しどころがなくなる。細かく管理されるより、自由に走らせてもらえる環境で本領が出る。巣を作りたい心と、飛び立ちたい足。渡り鳥みたいな組み合わせ。
噛み合うのは、帰る場所を持ったうえで遠くへ出る時。守るものがある人ほど遠くまで行けるという言い方は、この配置にそのまま当てはまる。ずれるのは、片方だけになった時。家に閉じこもると射手座が腐り、旅を続けると蟹座が寂しくなる。どちらかに寄せると調子を崩すのは、あなたの飽きっぽさでなく構造かもしれない。
恋と縁への出方
始まり方は勢いがいい。気になった相手には自分から誘えるし、行き先を提案するのもうまいので、最初の数回は楽しい時間になる。相手にとっては、外の景色を見せてくれる人。
縮まったあとに出るのが、蟹座の面倒見。旅先で相手の体調を気にかけ、荷物を持ち、寝不足を心配してる。この落差に驚かれることが多いよね。派手に見えて、実際は世話を焼くほうが好き。
つまずくのは、束縛が始まった時。蟹座は近くにいてほしいのに、射手座は行動を縛られた瞬間に熱が下がる。相手に対しても同じことをしてしまうので、心配から出た確認が相手を窮屈にすることがある。連絡が取れない時間ができたら、埋めるより自分の予定を入れてみて。
人との距離の取り方
周りからは、明るくて話が面白い人。よく笑うし、大げさな言い方で場を楽しくするから、輪の中心にいる場面が多い。
そのわりに、家に呼ぶ相手はごく少数。蟹座の側は内と外を分けるから、大勢と過ごしたあとほど、身内と静かに過ごす時間が要る。
言葉が率直すぎる時もある。射手座の物言いは飾りが少ないので、正しくても刺さる場面がある。あとで気にして落ち込むくらいなら、その日のうちに軽く一言添えてみてね。人づきあいの数は多くていい。ただ、心の内側まで開ける相手は増やさなくていい。広い外と、狭い内。その二層を持ってるほうが、この組み合わせは落ち着く。
この組み合わせの活かし方
活かし方は、拠点と行き先の両方を持つこと。落ち着ける場所を一つ決めて、そこから遠出する形にすると、この組み合わせはいちばん機嫌がいい。恋も同じで、離れる時間と帰る時間の両方を最初から予定に入れておく。
具体的にひとつ。相手と旅か遠出の予定を先に決めてみて。行き先が決まった瞬間、あなたの熱が戻る。
もうひとつ、遠くへ行きたくなった時に罪悪感を持たないこと。動くのは飽きたからでなく、そういう星の並び。行ってきますと言えるようにしておくだけで、二つの星は喧嘩しなくなる。帰る場所は、ちゃんと守ってあげて。
遠くへ行く力と、帰りたい気持ち。どちらもあなたの本物。片方を捨てなくていい。行って帰る道さえあれば、この二つは味方どうしになる。
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