VENUS × MARS

金星射手座 × 火星天秤座

金星が射手座で、火星が天秤座。行きたい場所はいくらでも浮かぶし、人を誘うのも得意。なのに当日になると、全部が相手の希望で決まってる。合わせるのが上手すぎて、自分の行き先が消えたこと、あるかもしれない。

行きたい心と、合わせる手

射手座の金星は、一緒に世界を広げられる相手を求める。笑いのツボが合うかどうかが大きいし、重たい空気と束縛からは早々に離れていく。恋をしても、行きたい場所だけは手放さない。狭い関係に収まると、それだけで息が詰まる。
火星天秤座の動き方には、はっきりした美学がある。汚い手は使わないし、抜け駆けもしない。単独より誰かと組んだ時に力が出るタイプで、押し切るより歩調を合わせるほうを選ぶ。無理に勝つくらいなら、引き分けのほうがいい火。
重なると、遠くへ行きたい心と、合わせたい手が同時に動く。噛み合うのは、二人で行き先を決める場面。あなたが誘うと人が集まるのは、自由さと気配りが同時にあるから。ずれるのは、譲りすぎた時。全員の都合を並べてるうちに、自分の行きたかった場所だけが最後まで残らないことがあるかもしれない。合わせる力が高いほど、消える希望も多くなる。

恋と縁への出方

始まりは、感じよく、自然に。距離の詰め方が上手いし、相手に負担をかけないから、警戒されずに近づける。誘い方の軽さが、この人のいちばんの武器。重くないから、相手は気楽に応じられる。
縮まったあとに出るのは、対等でいたい気持ち。上下ができる関係は続かないし、雑に扱われた瞬間に心が引く。それでいて、行動を管理されることにも耐えられない。自由と公平の両方が要るタイプだよね。
つまずくのは、希望を先に言わないところ。相手に合わせた結果、我慢が静かに積もっていく。しかも射手座は限界が来ると急に離れるから、相手には理由がまるで分からない。行きたい場所は、いちばん最初に一つだけ置いてみて。先に出した希望は、我慢に変わらない。

人との距離の取り方

周りから見ると、話が広くて角の立たない人。誰とでも話せるし、揉め事の間にも立てるから、誘いも相談も途切れない。人と人をつなぐ役が、自然と回ってくる。
でも本音では、義理で続く付き合いに飽きてる。断り方が丁寧すぎて、抜けたい輪から抜けられないことも多い。丁寧さが、そのまま足かせになる場面がある。
距離の取り方は、去り方が軽い。恨みを残さずに離れられるから、時間が経ってから会っても普通に話せる。縁が細く長く続いていくのが、この人の形。切れた縁がほとんどないのは、去り方が上手いから。

この組み合わせの活かし方

活かし方は、合わせる力を使う前に、自分の希望を一つ置くこと。並べるのは、そのあとでいい。決めることは、わがままとは違う。
具体的にひとつ。誘う時は、候補を三つ出す代わりに、行きたい場所を一つ言ってみて。決めてくれる人がいるほうが、相手のほうも乗りやすい。選択肢を渡すのは、そのあとで十分。
もうひとつは、我慢した回数を数えておくこと。譲れる人ほど、傾いてることに気づくのが遅れる。三回続けて合わせたら、四回目は自分の行き先を通してあげてね。通した希望のほうが、二人の記憶に残る。

人を連れていける人は、そう多くない。行き先さえ自分で置けたら、あなたの気配りは、そのまま二人ぶんの自由になる。

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